歯医者さんに行くのが好きになる
谷川歯科では、泣いているお子様を押さえつけたり、縛ったりしてまで治療をすることはしません。
泣かなくなるのを待ってから治療を始めます。
その日に治療ができることもありますし、出来るようになるまで数回通っていただくこともあります。
その間、お話をして遊んで帰っていただくだけなので、お父さんお母さんは大変かもしれません。
しかし、どんなに泣いていたお子様でも、必ず治療ができるようになります。
そして歯医者さんが好きになります。
これは、今後の人生を健康におくるために、大変大きなメリットになります。
このお写真は幼稚園のころ、虫歯だらけで泣いてばかりいた二人ですが、大きくなって永久歯に生え変わってきた今、二人には一本の虫歯もありません。毎月、楽しそうに歯のクリーニングに来てくれています。
そもそもお子様はなぜ泣くのでしょうか?
1. 何をされるのかわからずに、怖いから泣く(恐怖)
十分すぎるくらいに治療のご説明をいたします。器具を持ってもらって水を出したり風をかけたりして遊びます。
そしてどんなに大きな虫歯があっても、その歯を触らずに、まずはフッ素を塗る練習や、歯を磨く練習をして私たちと仲良くなってもらう事から始めます。
「絶対に痛いことはしないよ」と約束をして、本当に痛いことをせずに帰っていただきますので、すぐに私たちを信頼してくれるようになります。
2. 前の歯医者では、泣けば帰っていいと言われたから泣く(学習)
谷川歯科では”どんなに泣いても帰れない” ということを分かっていただきます。
泣いている間は私たちは何もしません。ほかの患者様の治療をして、保護者の方には泣き終わるまで待合室で待っていていただきます。
”ほったらかし” というと言葉は悪いですが、泣いてもどうにもならないことをわかってもらいたいのです。
やがて泣き止んだら、その日は美味しい味のフッ素だけを塗って帰ります。
そうすると、次からは泣くだけ無駄だとわかっているので、最初から治療を受け入れてくれるのです。
3. 泣けばお父さんお母さんが助けてくれるから泣く(甘え)
保護者の方にもご協力いただく必要があります。基本的に待合室で待っていていただき、診療室を覗くこともやめていただきたいのです。お顔が見えてしまうと甘えて泣いてしまいます。どんなに助けを求めても、お子様の虫歯はお子様が口を開けなければ治療できません。
いろいろなご心配もあられるかと思いますが、どうぞ私たちを信頼してお任せください。
お子様の性格、年齢、家族構成などによって状況は変わりますので、治療ができるようになるまで個人差はありますが、必ず出来るようになります。
子供のころに歯医者が怖いと思ったら大人になっても歯医者が苦手なままのことが多いですが、子供のころに歯医者嫌いを克服した人は、その先ずっと健康な人生を送ることができます。私達にはそのお手伝いが出来ます。